Langue francaise フランス語
2008年08月13日
PAYSAGES:DESTINATION PARIS TGVの車窓から:パリへ
同じフランスでも、気温も天候も全く違う。気温36度の暮らしから、一気に23度の世界へ…。
飛行機だと1時間半だけれど、空港までが車で30〜40分ほど。チェックインの手間なども入れたら、市内St.Charles駅からのフランスの新幹線・TGV利用の方が、はるかにフットワークがいいので、いつもこちら。今回は、ノンストップで定刻発着だったので3時間3分!
この
TGVの車窓からの眺めにはいつも、農業国フランスなことを改めて感じさせられる。季節によって、その彩を変えるフランスの大地のほとんどは豊かな自然がそのままで、ポツンポツンと小さな村が点在する。夏の風景には、そこここに馬・牛などの放牧が見られて、活気があって楽しい。
ちなみに、「パリへ行く」は、一般的には“Monter à Paris”(直訳すると、“パリへ上る:上パリ”)で、上京と似た感覚。こんなふうに、フランス語表現にも日本語と通じるセンスがいくつもあって面白い。
2008年07月30日
RAT ET SOURIS パリの大ねずみ・子ねずみ退治屋さん
パリを訪れて、趣きある景観からふと足元へと視線を移した時・・・メトロの側溝や乗り換え通路で、街の建物脇を、猛スピードで走り抜けていく小さな動物―子猫かうさぎみたいなーを、見たことがある人は少なくないかも。
これは、実はRat ラッ(大ねずみ)。中世に、ヨーロッパ中にペストを媒介したことでも知られるように、今でも、病原菌の媒介になるので、忌み嫌われている。猛獣なわけではないけれど、危険はよく知られるとおりで、最近こそ聞かないものの、乳幼児が顔を齧られたりの事故は少なくなかったらしい。
そんなわけで、昔からある、(害虫というか)害のある生き物駆除店。写真は、パリ2区のもの。大ねずみがいるのは、モチロン、パリだけではなくて、どこの都市でも退治しきれていない(ゴキブリみたいな)ものだし、マルセイユでも、繁華街ではかなり棲みついているようで、頻繁に見かける一角もある。
その他に、小さい普通のねずみの方はSouris スーリ。小さくて、一見可愛いけれど、害があるのは同じ。退治用品は、別添写真の通り(続きを読むをクリック:お食事中の方は、ご遠慮ください)。
ところで、外国語をそのまま外来語として使うことがとても少ないフランス。パソコンのマウスも(英語で“ねずみ”の意味なので)、フランス語では、Souris スーリ。
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続きを読む2008年07月23日
L’ARC EN CIEL 子どもが子どもに贈る本:ラルク・アン・シェル
L’ARC EN CIEL ラルク・アン・シェルは、キラキラ光るうろこを持つ魚の名前で、彼の海の底での暮らしのお話のシリーズ。幼稚園でも読み聞かせに選ばれている本の1つで、ゆったりほのぼのしたそのストーリーと色鮮やかなイラストは、子ども達を惹きつけるよう。うちの5歳児は、彼より小さい子へのプレゼントには、この本を選ぶ。
絵本だけでなくシールブックや塗り絵も出ていて、小さい子どもから大人まで、年齢に合わせて楽しめる。息子が、色の名前を覚え始めた時期には、親子でより感動を覚えた1冊。写真のお話は、暗い海の底を進んでいくのに、主人公が友達皆に、自分のキラキラ光るうろこを1枚ずつ分けてあげ(て身に付けさせ)る回。
ちなみに、L’ARC EN CIEL ラルク・アン・シェルの本来の意味は、虹。
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2008年07月21日
TOMATES 美味しい暮らし:夏の真打ち、トマト!
さてさて、Tomates トマトのとびきり美味しい季節。Marchesマルシェの旬の食材コーナーでも、山積みのトマトとメロンが、波が引くようにさ〜っと売れて行く。一口にトマトといっても種類はいくつもあって、味も形も色々。
フランス産の普通の丸い大きなタイプだけでも数種、そして、Tomates cerises トマト・スリーズ(“サクランボ・トマト”の意味:ミニトマト)、Coeur de boeuf クール・ド・ブッフ(“牛の心臓”という意味)という名の付いた、小さなかぼちゃみたいにふくらみの付いたもの、(写真にはないけれど、酸味
の少ない)Tomates noires トマト・ノワール(黒トマト)と呼ばれる紫色のものまである。そのほかに、輸入物。(私にとっては)ソースにするのに最適なイタリア産の細長いタイプ・・・使い分けを極めたら、お料理にも広がりが出るはず(と、思いつつ、
ついつい、いつも買うものは決まってTomates grappes トマト・グラップという、枝付きの丸いタイプばかり)。
ところで、大好物のtomates sechees ドライトマトは、南仏の気候なら、5日から1週間ほどで簡単に出来上がるはず・・・なものの、冷夏の昨年は、成功とはとても言えない出来だったのが、ちょっと悔しいところ。猛暑再来の今年は・・・新学期になってもまだ暑かったら、再挑戦する予定(夏休みは、手抜きレシピでラクしないとね)。
2008年07月04日
R.S.V.P. マダムな週末
そんなわけで、何かと慌しい年度末だけれど、やっぱり楽しい。平日は、子どもの学校(は、いよいよ今日まで)行事が、週末の夜は大人のお付き合いが続く。忘年会ではないけれど、(ヴァカンス前のフランスは師走と書いたように)、本当に、来る週も来る週も、毎日のようになにかしら、ある。
“フランス人は、就業時間が終わったら同僚と過ごすことはない”と、よく言われてはいるけれど、(私の周りに限っては)そんなことはない。友人同士、カップル単位で自宅に招き合うのがフランス人のお付き合いの基本だけれど、仕事関係でも自宅に招き合う。平日の仕事後に、外へ繰り出すことも珍しくはなくて、(会議の
延長的に)当人達だけでのこともあれば、それぞれがパートナーと招かれる場合も(は、やはり多いし)、内容も、食事に繰り出す程度の打ち上げに近いシンプルなスタイルから、スポンサー付きの様々な企画物のSoireeソワレまで・・・。特に、金曜の夜に目立つのは、ダンススペース付きのもの。写真は、先日、マルセイユで行われたクラシックカー・レースの前夜のカクテル。
招待状の封筒の宛名が、Monsieur et Madameご夫妻宛になっていて、その片隅にやカードの末尾に、R.S.V.P.(Répondez s'il vous plaît:出欠お知らせ下さい)とあったら、ドレスコードは“それなりに”のしるし・・・。
ドレスアップして出掛けるのは、やっぱり、愉しみの1つ。来客が途切れないと、家の中が(片付けざるをえないから)キレイに保てるのと同じで、こういう時間のお陰で、自分への“メンテナンス”もそれなりになるし、平日と週末の切り替わりごとに、肩の力を抜きつつ、でも、きっちり背筋を伸ばして暮らせている気がする。
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2008年06月08日
CAGOLE ET FADA マルセイユ地ビール&地コーラ:そして、そのネーミング“使用上の注意”
南仏・Marseilleマルセイユ地ビールの色は琥珀色。ソーミューのカバノンで過ごして育った幼馴染じみの2人組が、4年前に造り出した(ばかり)。
でも、パッケージやロゴのデザインは、昔ながらのフランスの広告のようなレトロな雰囲気を取り入れたもので、冷蔵庫に入れて置くのにも、ちょっと楽しい。マルセイユ市内あちこちで取り扱っているので、目にする機会は多いはず。手に入るところは、こちら。
さて、そのラヴェルのイラストの、ちょっとセクシーな女の子<写真:上・左>がネーミングの由来のCagoleカゴル・・・言葉自体は、普段使いしてはいけないそう。実は、マルセイユの(方言というか、この地方での)スラングで、露出度の多い服装をした、どちらかというと下品な雰囲気の“オネ―チャン”を差す言葉。「Cagoleみたい」というのは、決して褒め言葉にはならない。
そして、その姉妹ブランドにあたるノン・アルコール飲料が、キレイな色とりどりの炭酸飲料
FADAシリーズと、地コーラ(!?)のFADA COLA…で、このFadaというのも、またまた、この土地ならではの表現。天才建築家Le Corbusier ル・コルビュジエをこう呼ぶ(彼の作品の1つ・マルセイユの集合住宅La cite redieuse ユニテ・アビタシオンを、La maison du fada(fadaの家)と呼ぶ)ことでも知られるように、差別用語ではないけれど、一般的には、ちょっと頭のおかしい状態を指すそう。
だから、どちらも面白がって人に使ってはいけないというのは、(前出)Vas-yのエピソードを知る、この街出身の友人カップルからのアドヴァイス。
2008年06月02日
AVENTURE アヴァンチュール
「私も、うちのフランス人も、Aventureアヴァンチュールが大好き!」…というと、『愛に生きる国フランス』の本領発揮と誤解されそうだけれど、カタカナ日本語になっているアバンチュール(情事・浮気)のことでは、“決して”ない。フランス語で(少なくとも、私の周りでは)のAventureアヴァンチュールというのは、英語のAdventureアドヴェンチャー(冒険)の意味で使うほうがほとんど(たとえば、インディ・ジョーンズの世界)。
確かに、辞書にも、予期せぬ出来事とか、日本と同じ意味でも載っている(し、全く使われていないわけではない)けれど、普段使いではまず耳にしない。だからといって、浮気をしているフランス人がいないわけでは(モチロン)なくて、たぶん、どんな形でもL’amour愛になってしまうのがフランスだから、なのかも!?
さて、そういう私と、うちのフランス人も、辞書を片手に言葉の壁をいくつも乗り越えた時期があって、この単語もいくつもの笑える“訳違い”エピソードの1つ。知り合って間もない頃に、彼は自分の南米出張の折に、現地でそのまま年末年始の休暇を取る予定にしていたので、一緒に遺跡や大自然を巡るヴァカンスに来ないかと誘うつもりで「アヴァンチュールは好き?一緒にラテンアメリカでアヴァンチュールを楽しもうよ」と。・・・当然、私は「冗談じゃないわ!独身じゃなかったの?」。
“出張先+アヴァンチュール+そして、彼はフランス人”の先入観で、とんだ勘違い・・・。
2008年05月25日
CREME BRULEE “R”と“L”の発音実践!にも:クレームブリュレー
英語と同じで、フランス語の“R”や“V”などの発音は独特で、慣れないと、とっても面倒。たとえば、フランス語の発音のカタカナ表記では、RaもLaも同じ“ラ”とされているけれど全く別物で、フランス人達に日本語の“らりるれろ”の正しい発音を伝えるには、RaRiRuReRoではなくて、LaLiLuLeLo。
さて、上達のコツはやはり話す機会を持つことで、でも、私は、うっかり「日本人なのでRとLを混同してしまうのよ」という弁解を、いつも知り合った最初にしてしまっていたせいで、周りのフランス人達がRとLに注目して、間違いを“推理して”くれていたお陰で、「見事に通じて」いた。
でも、ある日、ふと気が付いて、皆に「癖になったら直せなくなるから、今度からいちいち発音矯正してね」と頼んだところ、“気の利く”友人の1人が、「じゃあ、今度からカフェやレストランでの注文を、任せるのもいいかも!」に。
そして、親切な友人達は、メニューを開くとRのつくものを探す楽しみを覚え、誰か1人は必ず、デザート(の選択肢にほぼ必ず入っている)にCrème brûléeクレーム・ブリュレーを選んでくれたお陰で、何度も、舌を噛みそうになりつつ・・・。
『アメリ』が、パリパリの表面をスプーンで崩すシーンでも有名になった、このフランス版プリンは、バーナーで表面を焼くのが本式。
機会があったら、楽しみながらの発音トレーニングに、どうぞ。
2008年05月22日
BARBAPAPA ET BARBE A PAPA フランスの綿菓子:バーバ・パパ
世界中で愛される、フランスのアニメキャラクターの1つ・BARBAPAPA バーバ・パパ。うちの5歳児も大好きで、同じビデオを何度も見ている。
そのカラダは、変幻自在。動物園から逃げ出した猛獣がいれば、檻に化けて捕まえるし、高い建物で火事が起これば、階段に変身して救出したりと、世の中の役に立つことばかりしてくれる。その上、優しい夫で、子沢山の優しいパパで・・・フランス型マルチヒーローのストーリーは、どれものんびりゆったりした雰囲気で進んでいく。
普段は、淡いピンクのふわふわした姿。
たぶん、由来は、フランスの綿菓子BARBE A PAPA バーバ・パパ(直訳すると、『パパのおひげ』)から。
縁日や、FeteやNoelなど、お祭り事のMarcheマルシェで見かける綿アメは、作り置き(して、袋詰めで並
んだりは)しないでその場でくるくると巻いて手渡してくれる。サイズは、やや小さめ。
ファミレス風のステーキチェーンでは、お子様メニューのデザートの選択肢の中にも入っている。子ども時代の懐かしい味の1つなのは、フランスでも同じよう。
ちなみに、このお話を映像化したのは、Japon日本。フランスでの、“アニメといえば日本”感覚の歴史は古い。
2008年05月17日
PETIT BOUI BOUI 美味しい暮らし:街かどの食堂で
以前、“C’est terribre!”(直訳すると「ひどい、恐ろしい」の意味)というのは、口語では“「めちゃくちゃ美味しい!」「素晴らしい!」の意味になることもある”と紹介したように、フランス語には、(日本語の「普通に〜」みたいに)2つの正反対の意味を持つ言葉がいくつもあって、boui(-)bouiブイブイも、そう。
私の持っている仏和辞典にも、boui(-)bouiは、“安キャバレーやまずいレストラン”とだけ載っているけれど、美味しいお店のことも指す。Petit boui boui プティ・ブイブイというのは、“ちょっとした街かどのBistrot 食堂”を、愛情を込めて称する言葉。垢抜けてなくて、料理も素朴だけれど、なんとなく、また足が向いてしまう…古くて汚いのに美味しいラーメン屋さん、のような感じ。
友人同士の間では、店の名前は覚えていないで、「OO通りのPetit boui boui行かない?」で、通じたりする。Bistrotビストロというと、ピンきりになるので、こうして使い分けるのかも。ちょっと小洒落た感じになると、Petit restau(rant)プティ・レスト。
さて、南仏の港町Ciotatシオタの、港に面した大通りから脇道に入ったところにある(私達にとっての)Petit boui bouiプティ・ブイブイのメニューはこんな感じ。Menuコースは、前菜・魚料理・肉料理・デザートがそれぞれ2,3種類から選べて、チーズ盛り合わせもついてくるもので12ユーロ50。お肉かお魚片方だけなら10ユーロ。ワインは、ピッチャーで頼む人が多い。場所は・・・通りの名前も覚えていなくて、港に1軒だけある、ジェラートのお店を曲がってすぐ。
さて、ある日曜日・お昼のMenuコースメニューは、こんな感じ<写真も>・・・
続きを読む2008年04月12日
BACCALAUREAT バカロレア
Baccalaureatバカロレア(通称:BACバック)は、1808年に制定された教育システム。フランスでは、大学入学資格を得るために必要不可欠なもので、毎年6月に一斉に行われる。
時代と共に高学歴になるのはどの国でも同じことで、第2次世界大戦直後には対象年齢の3%程度だった取得者率は、2006年には64,2%が取得(合格率は、82,1%)。
種類は、大きく分けて、baccalaureat general一般・baccalaureat thechnologique工業・baccalaureat professionnel専門のTrois Voies 3種類で、比率は大体5:3:2といったところ。
2007年の合格者総数は、621,532人で、合格率は、87,6%(内訳はbaccalaureat general 52,71%、 baccalaureat thechnologique 27,50%、 baccalaureat professionnel 19,80%)。飛び級が認められるフランスなので、年齢は限定されていない。ちなみに、昨年度の最年少は12歳11ヶ月。最年長としては、70歳以上が2人。<政府による詳しい広報発表資料は、こちら>
日本からの留学を考える場合には、高校卒業証明書(の法定翻訳)があれば、バカロレアと同等資格として認められるので、フランスの公立大学付属の語学講座を受講できる。大きく分けて初級・中級・上級の3段階のどこから始められるかは、入学前の筆記と口答の試験の結果次第。半期毎の終了試験にパスすれば次の段階へ。そして、全教程終了のDiplomeを得られれば、その大学の2年に編入または、他大学への編入試験を受験できる。
*これとは別に、国際バカロレア資格というものが、スイスにある。
2008年04月05日
PLANETE B-612 世界1小さなプラネタリウムで:実在する“小惑星B-612”
意外と知られていないけれど、実は、世界に名だたるフランスのAstronomie天文学。昨年、打ち上げられた人工衛星コローも、フランスが指揮を執っている。
・・・そして、『Le Petit Prince星の王子さま』の故郷である、小惑星B-612番の場所だって、どこだかちゃんと知っていて教えてくれたのは、
CNRSフランス国立科学研究センターのOAMPL’Obserbatoire Astronomique de Marseille Provenceのプラネタリウム教室。
ステージに続くスペースに設置されていて、終演後に、大人は3ユーロ・子ども達は無料で、『(たった今、目の前の舞台で繰り広げられていた)宇宙はどんなところなのかを識る』教室
に参加できる、というもの。ビニールプールやお祭りのトランポリンみたいにシューッと空気で膨らまされているだけなのに、(寝そべって眺めるので)30数人ほどでいっぱいになる半球の中には、ヴァーチャル宇宙が広がっていた。
そして、(子どもと一緒に、改めて)教えてもらったのは、地球を含む太陽系惑星の位置や特長、月の満ち欠けのしくみ・・・そして、小惑星B-612番の場所!(は、火星と木星の間に広がる星群の中)。
小さな石ころ扱いの、このB星群達は、この本が書かれた後に次々と発見されて、今では、
16,000個にも上るとか。だから、どれと特定するには厳しいけれど、大体の場所がわかるようになっただけでも、十分楽しい。
ところで、フランス語では、
続きを読む2008年04月04日
MON PETIT BONHOMME お芝居版“星の王子さま”:そして、私のプティ・ボノム
「肝心なものは、目には見えないんだよ」は、(前出)ST-EXUPERYサン=テクジュペリの“Le Petit Prince星の王子さま”の有名なセリフの1つ。友達になったキツネが、別れ際に教えてくれた『秘密』がコレ。
先週末、MarseilleマルセイユのStation Alexandre劇場で、L’Atelier Theatre 24という劇団の『Le Petit Prince 星の王子さま』のお芝居を観に行った。
2月の末から毎週末、延べ8日・10数回だけの公演があると、随分前に夫が教えてくれたけれど、6歳以上対象。子どもを預けて出かけるにも妙だしと、それっきりに・・・ところが、2週間ほど前の“サン・テグジュペリの新報道”をきっかけに、うちの5歳児が、『Le Petit Prince 星の王子さま』に興味を持ち始めたので、毎晩、寝る前に、少しずつ読んであげることにした・・・ら、初日に“(望むとおりの)羊の入った箱の絵”で、大声をあげて笑い転げた(のは、ちょっとした感動もの)。お芝居の話をしたら、「連れてって!」。年齢制限に関しては、毎度おなじみの「6歳には“ちょっと”満たないけれど、本人がどうしても…」で、OK!
・・・実は、結果的に1番楽しめたのは、私。何より、“王子さま”に“僕”が繰り返し呼びかけるセリフーPetit bonhommeプティ・ボノムは、フランスで子育てしている今、王子さまを息子やその辺の子どもと同じように感じさせてくれる言葉。“坊や”という訳になるけれど、私的には“ちょっと小生意気ですっとぼけたおチビさん”という意味合いで使っている。
大人になると失くしてしまうものは、沢山あるというけれど、実は、そうではなくて、諦めるということを覚えて、最初から“しない、言わない”ようになってしまうだけな気がする。そして、“Mon” Petit bonhomme“私の”プティ・ボノムーうちの5歳児ーのお陰で、私は、“長いこと見えないまま”だった箱の中の羊を、“いると感じられる”ようになったかも。
